後になって考えてみれば、
「灰色」の世界が一番苦しい。

YES か　NO　か
０　か　１　か

それすらわからない世界。

どっちつかずの
どっちも選ばない、そんな世界。

きっと一番苦しくて、一番傷付く世界。

キスしても、
抱き合っても、
手を取り合っても、

感じることのない「愛」

触れ合えば触れ合うほどに、
言葉を交わせば交わすほどに、

わからなくなる「存在」

私は一体あなたのどの部分で生きているのでしょうか。
どれだけ生き続けていけるのでしょうか。

記憶の中で生き続けるのなら、
永遠ですか？

あなたを想いつづけても、
幸せになれなかった私。

核心に触れ合えない関係。

このままじゃだめだと、
このままじゃ前には進めないと、

もう
疲れた。

あなたを思うこと。
想えば想うほど
わからなくなること。

よくわからない。

という気持ちが生まれたら、
その想いは実らない　のかもしれない。

どういうこと？
とか
何考えてるん？
とか

その一言を相手に言えない。

会いたいという、気持ちを伝えるのはこんなにこわいことなんだろうか・・・。

「お前のいる世界はない。」といってくれたらどんなに楽になるだろう。

今までの思い出も全部、「無かった」ことになればどんなに楽になるだろう。

あたしは、あなたの存在を消したくなかったから・・・

器用なあなたは疲れます。

それは本当のあなたですか？

私にはわかりません。